written by dahlia*******
先日、ある作家さんのサイン会へ行ってきました。 そのときの出来事。 サインのインクが滲まないように、紙をさっと引いてくれたの。 並んでるときも、本の間にまるでしおりのように挟まれている紙が見えていて あれは何かなあと 思ってたのだけど 自分の番になったときに ああ、そうか そういうためのものだったのかと納得しました。 インクが滲まないように敷く紙。 そこには相手と本に対する気使いが見えて たったそれだけのことだけど 私はなんだかその行為が嬉しくて 思い出したのが 美容院で押してもらうスタンプカード。 美容師さんはスタンプカードを押したあとに必ずさっさと テイッシュオフをされるの。 その動作、一瞬なんだけど 素早くて、この人はほんとに仕事ができる人なんだなあなんて 思っていつも見ているのだけど そこにも”インクでお客さんのもの(例えばカードをしまう財布、とか)が汚れないように” っていう気配りが見えて その美容師さんが ささっと拭く動作は華麗できれいだなあなんて 嬉しくなってしまいます。 私はあの紙になりたい。 って変かしら? ”あの紙を使えるような気配りのできる人になりたい”っていうのが自然かな。 でもね、何故か そうじゃなくて もっと直接的に あの紙になりたい と思ったの。 別になくてもいいけど 存在することで人が気分良くなれる 対する人、あるいは物 のために存在する存在 私はあの紙みたいな人になろう そんなことを一瞬の間に考えていたのでした。
by brigitbirkin
| 2004-10-31 03:11
| Jours(日々の生活)
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