**author: KiKi
日本人であることを誇りに思ってほしい。 日本人女性として、誇るべき美は忘れないでほしい。 もちろん外国人には羨望を覚える。 私も、もっと鼻が高かったら、足が長かったら。 数えだしたらキリがないのだけれども、憧れは大きい。 でもね、日本人としての自分を受け止めて、 よくよく覗いてみると、私たち日本人はとても素敵な美を持っている。 たとえば、茶道の世界をのぞいてみて。 茶道というものは、機会がなければ遠い存在かもしれない。 なんだか堅苦しくて近寄りたくない存在かもしれない。 私が茶道と出会ったのは小さい頃。 祖母が茶道を習っていて、その祖母の友人が先生だった。 自然に私は茶道を習うようになった。 覚えることも多いし、ずっと正座でいるのはなかなか辛いこと。 でも、そんな茶道には根本的な日本人の美がある。 その道に入らんと思ふ心こそ 我身ながらの師匠なりけれこれは、千利休によって詠まれたもの。 この歌は、学ぼうとする人の心構えを教えています。 もちろんこの教えは茶道だけには限らない。 何かを学ぼうとする時、「学ぼう」とする気持ちと心構えが大事であって、 自分で学ぼう、学びたい、と思う心が早い上達へと導く、ということ。 四規(しき) [和敬清寂(わけいせいじゃく)]この4つの文字の中には、すべてのお茶の心が込められているそうです。 和: お互いに仲良くするということ。 敬: お互いに敬い合うということ。 清: 目に見える清らかさだけでなく、心の中の見えない清らかさ。 寂: どんな時にも動じない心。 これは、お客様にお茶をお出しする時に覚えておきたいことがら。 でも、よくよく考えるとこれは日常生活にもいえることよね。 ハーモニーを大事にする。 ひとりひとりを尊敬して、お互いを敬いあうことはとても大事。 先日の水の話でもいったように、見えない清らかさはとても重要。 揺るがない心も大切。 ほら、何気ないところにこんなに大切なレッスンが隠れてる。 何気ないことなのだけれども、忘れたくないこと。 大切にしていきたいわよね。
by BrigitBirkin
| 2004-11-03 09:44
| Femme(女性)
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